独学で一級建築士

資格取得(独学)

独学で一級建築士が取れるのかな?と考えている方への記事です。

私は独学で一級建築士の資格を取得しましたので、可能ではあります。

それなりの勉強時間が必要なのと、製図の独学は私には向いてなかったようで何度も落ちました。

ちなみに私は大学で建築学科でした。

参考書と問題集は、昔付き合っていた彼女が資格学校に行っており、参考書を譲って貰いました。

問題集を通しで5回やると覚えます。

私は3回過去問解いて挑んだ初めての学科試験は、計画が1点足りず落ちました。

学科に合格した時は、過去問は殆ど全て解けるようになってました。

新しい問題で時々間違えるくらいのレベルにしておいた方が良いでしょう。

2006年の時の本試験の採点を資格学校に依頼した時の結果が残ってたので記載します。

上位3%です。

学科問題集の進め方は、先ずは理解できない問題は後回しにして良いので、一通り全ての問題を解くようにしましょう。

後回しにした問題はマーカーなどで目印をつけてください。

全ての問題を解くことで、全体の内容とボリュームがより把握でき、これからのスケジュールを上手く組むことが出来ます。

後回しにするのが気持ち悪くて、1問1問理解して進めたい気持ちもわかりますが、試験向きの勉強ではないです。

全体の勉強を進めることで、後回しにしていた問題に、こういうことだったのかと気づきが生まれて解けることもあります。

先ずは全体を把握しましょう。とりあえずスピード感を持ってわからない問題は飛ばしつつ全問終わらせましょう。(ただただ朗読するだけではなく、問題はしっかり考えましょう)

自分が合格するためにあとどれくらいの勉強時間が必要かを把握することが重要です。

各科目で満点をとるのではなく、全体で合格が出来るような配分で時間を割り振りましょう。

勉強時間が足りない人が殆どかと思います。

問題集を繰り返し解く上で、確実にわかる問題を何度も解いてたら時間が勿体ないので、その問題には×印などつけて、しばらくは解かないようにしましょう。

試験直前の見直しでは、×印をつけた問題が解けないこともあるので(沢山の問題を解いていくと覚え方や理解の仕方が変わり以前に出来ていた問題が出来ないことがあります)、最終見直しでは一通り目を通して思い出しておきましょう。

ちなみに私の勉強時間です。

2002年 学科不合格 (2300時間)

2003年 学科不合格 ( 900時間)

2004年 学科合格  ( 800時間) 製図不合格 (作図10枚程度)

2005年 学科免除          製図不合格 (作図6枚程度)

2006年 学科合格  ( 800時間) 製図不合格 (作図4枚程度)

2007年 学科免除          製図不合格 (作図4枚程度)

2008年 学科合格  ( 800時間) 製図不合格 (作図4枚程度)

2009年 学科免除          製図合格  (作図1枚程度)

8年かかってます・・・

当時は学科に受かった年と次の年の2回だけ製図は免除でしたので1年おきに学科受けてます。

初年度の学科は、ひたすら勉強して(平日6時間、土日18時間を10ヵ月程度)計画が12点で13点に1点届かず不合格

次の年は平日2時間、3か月前から土日10時間程度勉強したのですが、不合格・・・

3年目以降は平日2時間(通勤時間の1年間)、休日8時間程度(3か月前位から)で合格し続けてますが、それだけ勉強したら皆受かりますよね・・・

製図も独学だったのですが、これは最初から学校に行っておけば良かったのかもしれません。

1回目の製図試験は10枚程度市販の教材で描いて、模擬試験を1回受けましたが、本番全然時間が間に合わず不合格

2回目の製図は6枚程度市販の教材でかいて、模擬試験を1回受けましたが、またもや本番不合格

また学科から勉強するのかと、かなり絶望したのを覚えております。

3回目も、4回目も、5回目も、製図は3枚程度市販の教材で描いて、模擬試験を1回受けてを繰り返し、全て不合格・・・

このころには、学科は楽勝になっておりましたが、製図は独学では勉強時間の確保(通しで描く時間)が働いているとどうしても難しいですね・・・

6回目に至っては、模擬試験の1回でしか通しで製図は描いておらず、電車通勤の時にA4サイズの方眼紙に階段や部分的に描く程度でしたが、この年から記述が少し入ってきたので、それを通勤中にやったのと、試験時間が長くなったのが幸いしたのか、やっとのことで合格。

周りの友人などは学校に行ってサクッと合格してるので、自己投資とおもって、資格学校に通って早く合格した方が、色んなことに時間が使えて良いかもしれませんね。

当時はお金が全然なくて独学を決意しましたが、時間を無駄にしました。

唯一良かったのは、勉強の習慣と独学で勉強できるという自信が持てたことです。

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